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現在、コロナウィルスによる感染症への関心が高まっています。
感染防止の基本は、人混みを避ける、マスクを使用する、そして手洗いの徹底などが言われていますね。今日は、このことに関連して、私たちがお届けする高品質中古ピアノ　ヤマハリニューアルピアノ®が従来より整備の中で行ってきた清掃、消毒についてご案内してまいります。
 
ヤマハピアノは、正しい整備、再生作業により30年以上に渡ってお使いいただくことが可能です。また、ヤマハが品質認定した公式中古ピアノであるヤマハリニューアルピアノ®は、高い技術による再生作業と共に、補修部品にも純正にこだわり、塗装や接着剤などの化学材料にも安全性に十分に配慮した製品を使用することにより、これまで音楽家を含めて様々なお客様から高い評価を頂いてまいりました。
 
そして、もう一つ、このヤマハリニューアルピアノ®には大きなこだわりがあります。
それは、再生工程に除菌、消毒を兼ねた徹底した清掃工程を組み込んでいることです。
長く使われたピアノはどうしても時間の経過と共にキズ、汚れなどが残り、本体に使われる木材や布製部品などにも様々なダメージが発生して参ります。また、鍵盤に代表される手で触れる部分にも、様々な「使用感」だけでなくカビや雑菌、ウィルスなどが残りやすくなります。
 
本当に高品質なヤマハピアノを、気持ちよく、安心して使っていただきたい・・・、ヤマハリニューアルピアノ®が目指す品質は、製品としてのピアノの性能はもちろん、安心感、気持ちの良さといった感性までを含めた品質です。

こちらのページは経済産業省・NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構）が2020年5月22日時点で公開している情報をもとに作成しております。
 
汚れが気になる鍵盤や外装、椅子のお手入れ方法のご紹介いたします。
作業の前後には必ず手洗いをしてください。（アルコール系の消毒液、除菌シートを使用する場合は、必ず手が乾いてからお手入れを行ってください。）
 
■台所用等中性洗剤溶液を使用する方法（推奨）
水500ml に対し、1.5g（ペットボトルキャップ約1/3）の割合で希釈した溶液に柔らかい布を浸してから、固く絞って拭いてください。
5分程度経過したら、その後、別の布で水拭きと乾拭きを行ってください。
 
■次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する方法
水500ml に対し、2.5g（ペットボトルキャップ約1/2）の割合で希釈した溶液に柔らかい布を浸してから、固く絞って拭いてください。
5分程度経過したら、その後、別の布で水拭きと乾拭きを行ってください。
 
【注意】
次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する場合、金属部分や鍵盤奥のフェルト部分、機能付きピアノのコントロールユニット部分は拭かないよう十分ご注意ください。
また、鍵盤の下にも金属部品がありますので、鍵盤の隙間から液体が垂れないよう、液に浸した布は固く絞ってお使いください。
 
■ノンアルコール系の消毒液、除菌シートを使用する方法
固く絞ったノンアルコール系の除菌シートや水拭き用の柔らかい布を使って拭き、その後は乾いた布で乾拭きをしてください。いずれの場合も水分を堅く絞り、鍵盤の間などに水が垂れないようにご注意ください。
アルコール系の消毒液、除菌シートは繰り返しでの使用により鍵盤にひび割れを起こしたり、内部に影響を及ぼす可能性があります。ピアノをきれいしにようとしてこうした成分を含む消毒系の薬剤で直接拭くだけでなく、演奏前に手指を消毒して乾く前に鍵盤に触れる事は避けてください。
 
もし、鍵盤や外装の汚れが気になり、ご家庭での清掃でもうまく取り除けない場合には、無理をせずに私共ヤマハピアノサービス（株）にお気軽にお電話ください。

ご家庭で弾く方が決まっている場合、そして一台のピアノを複数の方が交代で使用するピアノ教室などの場合ともに、「ピアノを弾くエチケット」を守るようにしてください。このエチケットはとても簡単で、「演奏前に手を洗ってよく乾かしてからピアノに触れる」ということです。また、特にピアノ教室などでは、咳やくしゃみをするときには腕で口を覆い、顔の向きに注意してピアノに飛沫がかからないように注意することです。
エチケットを守ることは、特に現在の様にコロナウィルスの流行時には自分と周りの人を守り、いつも気持ちよく安心してピアノを楽しむための基本です。